ハイエンドシリーズのlanケーブルというものをご存知ですか。多くの方はlanケーブルはどれも同じ商品だと思われることでしょうが、2020年8月時点で大きくわけて計3種類の製品でケーブルは構成されています。そのうちのひとつがハイエンドシリーズというもので、従来品のlanケーブルよりも内部に備わっているグラスファイバーの本数が3倍になっているのが特徴です。ハイエンドシリーズが登場したのは2014年のことで、日本の情報機器会社が開発販売をなされました。

このアイテムはIoT機器に用いることを前提にしており、主にエアコン・冷蔵庫・防犯カメラ等のIoT機器とモデムを接続するのに使用されます。これらの家電は常時、インターネット回線に接続しておく必要がありタイムラグが出ないようにすることが必須です。それを実現しているのがハイエンドシリーズであり、最高通信速度は10Gbpsとなっているほどです。なおハイエンドシリーズを用いる現場として挙げられるのは、医療機関・原子力発電所です。

医療機関の場合、各種検査機器を院内のネットワーク回線に接続しており常に双方向の通信によってデータを送受信しています。昨今では手術ロボットというものも登場して、遠隔操作で手術をおこなうところも多くなりました。原子力発電所でも管理ロボットが導入されていて、こちらも遠隔操作がなされます。IoT技術を駆使した現場といえるため、その技術を最大限に活かせる情報機器を導入しているという訳です。

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