隙間用のlanケーブルの特徴と使い方

建物内でインターネット回線を設置する場合には、無線Wi-Fiまたはケーブル接続を利用する必要があります。無線Wi-Fiを利用すればケーブルを設置する必要がありませんが、壁や床・天井などの障害物によって電波が減衰するというデメリットがあります。これに加えて、無線Wi-Fiを使用すると情報漏えいや通信速度が遅くなるといった問題も生じます。建物内で高速通信が可能なLAN環境を構築するためには、lanケーブルを設置する方法がおすすめです。

ただし、各部屋にケーブルを引くためには、ドア・換気扇・エアコンのダクト用の穴などを利用する必要があります。僅かな空間があれば、熱さが2~3mmのフラットタイプのlanケーブルを使用することが可能です。もしもフラットタイプのケーブルが通せる穴がなくて壁などに穴を空けることができない場合には、隙間用のlanケーブルを使ってドアや窓のサッシから屋内にケーブルを引く方法があります。隙間用のlanケーブルの厚さは0.2~0.3mmで折り曲げることができるので、窓やドアで挟まれる形でケーブルを通すことができるでしょう。

ちなみに一般的に用いられる上質紙の厚さは約0.1mmほどなので、隙間用のケーブルは紙を2枚重ねた程度の厚みしかありません。そのため、窓のサッシで挟まれる部分でも這わせることができます。隙間用の薄いlanケーブルはドアや窓の部分のみに使用し、他の部分は通常のケーブルを接続します。

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