インターネットの回線速度が突然低下した場合、原因の一つとして疑われるのがlanケーブルの故障です。今や数千円程度で販売されるようなったlanケーブルですが、商品の品質によっては経年劣化で断線するなどして、回線の速度が大幅に低下することがあるのです。そんな時はケーブルを新しいものへ交換しなければいけませんが、購入する際に注意すべき点があります。それはケーブルのカテゴリーです。
家電量販店などで一般的に販売されているlanケーブルには、CAT5からCAT8までのカテゴリーがあり、上位ケーブルほどノイズが発生しにくく、安定した通信が期待できます。一方でカテゴリーが上位ほど価格も高くなるため、知識がなければつい一番安いものを選んでしまいがちになります。ただ、一番低いカテゴリーのCAT5は最高で100Mbpsまでの通信速度しか出ないので、光回線のメリットを最大限に引き出すことはできません。できれば1Gbpsに対応したCAT5eやCAT6を選んでください。
最もカテゴリーの高いCAT8は最大で40Gbpsの通信速度に対応していますが、一般家庭のインターネットでそこまでの速度は必要ないため、CAT5eからCAT7の間で選ぶようにしましょう。家電量販店では様々なメーカーのlanケーブルが販売されているので、カテゴリーだけでなくケーブルの太さや色などにも注意して、自分の用途にあったものを選ぶと失敗しません。