インターネットが身近なサービスとなった昨今、一般家庭でもパソコンが数多く普及するようになりました。パソコンでインターネットを使用するには必ず、lanケーブルもセットで揃えられるものです。このケーブルは20年前のブロードバンド初期から基本スタイルが変わらず、世界共通規格で使用されているものです。初めて登場したのは1988年で、海底に備える電話回線という使用目的がありました。
光の乱反射を用いた特性があり、電話だけでなくデータの送受信も可能であるため今ではインターネットにも使用されているわけです。開発当初はlanケーブルは1種類しかありませんでしたが、2020年12月時点で計10種類の仕様が異なる製品が販売されています。その中で2020年4月に登場した新規格の仕様にスポットを当てて、ここで簡単に見ていきましょう。まず新規格のlanケーブルは「BASE15」というカテゴリ名になっており、最大で100Gbpsの通信仕様となっているのが特徴です。
このケーブルは同年4月から解禁された5Gの次世代通信用のlanケーブルで、従来の光回線の100倍以上の高速データ送受信を可能にしています。BASE15はまだ一般家庭向けではなく、主に医療機関や産業現場で使用されています。そのためlanケーブルも家電量販店では購入できませんが、ネット通販サイトであれば1メートル単位で約5、900円で購入することが可能です。